課題の解決だけでなく、ユーザの業務効率が向上することを期待

― 仮にDataDeliveryを紹介されなかったとしたら、どうされていましたか。

先にお話しした課題についてITグループでは問題意識は持っていたものの、これよりも優先順位の高い課題が他にあったこともあり、課題への着手としては後回しになっていたと思います。また、仮に製品調査を始めていたとしても、短期間に低コストで導入・運用開始でき、当社のシステム環境にマッチするのか、検証が必要になります。そのため、導入に向けて一歩を踏み出すまでには至らなかったのではないかと思います。

― DataDeliveryの導入について、どのような効果を期待されていますか。

運用負荷軽減、データ長期保存への対応、ユーザビリティ向上、セキュリティ強化といった課題が解決されることで業務効率が向上することはもちろんですが、蓄積されたデータを有効に活用することで、新サービスの開発や既存サービスの品質向上にも役立つのではないかと期待しています。

導入時には、緻密なスケジュール管理が求められる

― 導入に当たって、どのような点に注意されましたか。

既存の電子帳票システムFiBridgeIIを停止して、DataDeliveryの機能を追加したのち、データ移行することになるため、データが配信されない時間を選んで作業を進められるように準備しました。業務に支障を来すことのないよう、緻密に作業スケジュールを管理することが求められました。

― JFEシステムズの対応はいかがでしたか。

要件定義・設計時にJFEシステムズが技術担当者とのミーティングを定期的に設定してくれました。どうしても日常の業務に追われてしまい、必ずしもマニュアルなどをきちんと読んだりする時間を確保出来ていなかったので非常に助かりました。

渡邊氏「DataDelivery導入で、データ活用に向けた情報基盤の整備ができました」
渡邊氏

情報発信のツールとしても活用していきたい

― 今後DataDeliveryをどのように活用していこうとお考えですか。

ITグループとしては、データの整理をした上でデータがうまく活用されるような道筋作りをしていく必要があると考えています。例えば、よく活用されるマスター系のデータをDataDeliveryに保存し、「このようなデータがあるので、必要な人は利用してください」と社内にアナウンスしてユーザが自身で加工・活用できるようにしたり、ユーザ自身が情報発信できるような仕組みを整備することを計画しています。 全社情報ポータルのような仕組みが出来ると、更にデータの利用範囲が広がっていきますね。

また、DataDeliveryを導入したことにより削減した工数を、企画系の業務に振り分け、将来を見据えたさまざまな提案をユーザ部門に対してしていきたいと思っています。

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