データの増加に伴い、管理システムを導入する必要性を感じていた

― DataDeliveryは導入されたのはいつですか。

2014年5月に要件定義、基本設計、運用設計、テスト環境の構築を始めました。テスト環境で随時テストし、それを設計にフィードバックしています。現在、本社の全部門、全支店に営業実績や与信情報などを配信すべく準備を進めており、7月には本稼働をスタートする予定です。本稼働開始後、新規データはDataDeliveryで配信するとともに、ファイルサーバにある既存の26フォルダ、約150種類のファイルのデータをDataDeliveryに載せ替えるつもりでいます。

― どのような課題解決のためにDataDeliveryを導入されたのでしょうか。

従来、当社ではファイルサーバに各部署毎に領域を設け、そこにITグループが基幹システムからデータを抽出して配信していました。全てのデータが縦割りで管理されていた為、類似データが多数存在するなど、さまざまな問題が生じていました。

1.運用負荷が課題となっていた

今まではユーザ部門は他部門がどのようなデータを持っているか分からないため、複数の部門から同じようなデータの配信依頼がITグループにありました。ITグループとしては、その都度各部門の要望に応じたデータをcsv形式で提供する為に基幹システム側で配信定義を作成する必要があり、開発や運用の負荷が大きくなっていました。

2.データを長期間保存できなかった

統計的にデータをみたいというユーザ部門の要望が強いため、どうしても扱うデータ容量が大きくなってしまいます。複数年にわたる統計データなどはファイル容量が非常に大きくなる為、ファイルを開けずにパソコンがフリーズしまうこともありました。

大貫氏「DataDeliveryがなければ、従来のプロセスのまま業務を続けていたと思います」
大貫氏

一方で、ファイルサーバの容量には限りがある為、どうしても定期的にサーバ内に保存されているファイルを削除する必要がありました。

3.検索がスムーズにできなかった

ファイルサーバに長期間保存できない為、DVDなどの外部媒体への保存をITグループに依頼するユーザ部門もありますが、外部媒体に保存した場合、必要とするデータの検索に手間がかかるという、デメリットがありました。

4.データの利用状況が把握できなかった

ユーザ部門へのデータ提供は頻繁に行われているものの、そのデータがどのように、どの程度利用されているのかなど実際の利用状況の把握ができていませんでした。

上記のような様々な問題を解決し、類似データの削減、集約化を図るとともにデータを適正な管理システムの下で長期間保存できる情報基盤を整備することを目的として、DataDeliveryの導入を決めました。

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