プロジェクトの効果

― それでは、具体的な効果を教えてください。

プロジェクト実施の具体的な効果として、次の3つがありました。

まず、「時間・場所の制約の解消」です。各種受領書類をスキャンし電子化することで、いつでも必要に応じて書類を閲覧できるようになり、押印業務のためだけの出社がなくなりました。

次に「保管・配送業務の削減」。紙媒体の保管や拠点間および社外宛に紙を配送する業務にかかる手間を少なくし、その分生産性を向上することができました。

最後に「業務負担軽減とガバナンス強化の両立」。データの自動チェック機能を活用することで目検での確認業務の負担を減らしました。また、将来的にはシステムに蓄積されたデータを分析することにより、ガバナンス強化の効果が見込めます。

E-Vision2030のさらなる推進に向けて

― 現在の評価、今後の展望をお聞かせください。

DataDeliveryの導入を通じ、証憑の電子保存、高速検索、ペーパーレス化、生産性の向上、社員の働きやすさ向上につながる基盤の構築が実現しました。導入当初は、社内から仕事のやり方を変えることへの懸念の声がありましたが、今は新しい仕事の在り方として社員の日常業務に溶け込んでいます。「良いシステムを入れたから、皆にスムーズに受け入れられた」と感じています。今後は、蓄積されたデータをビジネスにどう役立てられるかなど、次の展望に向けた提案をしていただきたいと思っています。

荏原製作所は、E-Vision2030の実現に向け、さらなるビジネストランスフォーメーション、DX化を推進していきます。JFEシステムズにはそうした当社の取り組みを優れた技術、製品、サポートを通じて引き続き支援いただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします。

室留 裕介 氏「今後も生産性向上に取り組みます」
室留 裕介 氏

― お忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、おおよその数で記述しています。

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