活用できることが分かり、段階的に利用範囲やユーザー数を拡大

― ライセンスを追加された理由について教えてください。

当初、DataDeliveryの導入目的はCOM変換サービス停止を理由としたやむを得ない背景がありました。同時に複数人が利用する想定ではなく、同時接続ライセンス数5台で導入しました。

その後、レートファイルを搭載したことで、活用範囲が拡大しました。新商品発売や配当入替の対応時は多数のユーザーが利用するため、同時接続ライセンス数を50台に拡大しました。また、導入当初のデータ容量は100GB程度でしたが、現在は数百GBとなっています。

導入効果~100以上あるファイルも一括で検索可能に~

― DataDeliveryの導入効果について教えてください。

以下のような効果が出ています。

1.データ検索の手間が大幅に減った

レートデータはAccessで管理していましたが、多数のファイルに分割せざるを得ませんでした。レート検索をする場合、検索するレートが搭載されているAccessファイルをまず指定します。次に検索キーを入力して検索を行いますが、キーが完全一致しないと検索が出来ず、慣れていない人にとってはハードルの高い作業となっていました。

DataDeliveryでは、検索キーのすべてが分からなくても検索が可能なので、検索に慣れていない人が操作しても簡単に検索を行うことが可能です。また、検索対象が年度毎に分割されている場合でも、複数ファイルをすべて選択して検索を行うことが可能なので、非常に使い勝手が良いシステムです。

平柴氏「すべての検索を自席の端末から行えるので、非常に便利になりました」
平柴氏
2.システムの集約ができた

消滅マスタの検索、レート検索は、別システムで稼動していました。そのため、システム毎に操作方法を理解する必要があり、ユーザー部門にとっては使い勝手が悪い状況でした。DataDeliveryに移行することで、DataDeliveryの操作方法だけを理解すればよく、格段に使い勝手が向上しました。さらに、旧COMのデータもObjectArchiverに移管することができ、自席で確認出来るようになりました。

3.保管スペースを削減できた

COMを確認するリーダーをオフィス内に設置しており、大量のCOMがスペースを占拠していました。現在は、自席で検索を行えるので、スペースを有効活用することができています。

― DataDeliveryのリリースにあたり工夫されたことは何ですか。

基本的には自席PCで確認していますが、レート関係では帳票を印刷して確認しているものもあります。従来のレート検索システムでは印刷機能があったので、従来と同様に印刷できるAccessを準備しました。

― 提案から導入までを担当したCDSテクノロジーの対応はいかがでしたか。

CDSテクノロジーには、システム構築をお願いしました。CDSテクノロジーは、担当範囲を越えて元データの内容チェックも行い、データの不備の指摘やアドバイスをしてくれました。おかげで、スムーズにデータ移行を進めることができています。

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