導入時の工夫 ~業務効率と法令対応の観点で検索条件を設定
- ― 導入時に工夫されたことはありますか。
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効率的な運用と法令遵守の観点からDataDeliveryに関して3点ほど工夫しました。まず、データ連携はRPAを使って自動化しました。次に、改ざん防止のためにデータ取り込みの履歴をすべて残すようにしています。さらに、検索条件の設定に際しては経理部が日常的に使う条件だけでなく法令で定められた要件も加え、経理業務と税務調査いずれもスムーズに進むようにしました。
導入効果 ~税務調査時に証憑類の提出を求められず、スムーズに調査が進んだ
- ― FiBridgeⅡ、DataDeliveryを導入した効果についてお聞かせください。
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導入効果として以下の5つを挙げることができます。
1.電子帳票システムのリプレースができた旧電子帳票システムのサポート終了までに各種帳簿書類を帳票の見た目を変えることなくFiBridgeⅡに移行することができました。
2.電子帳簿保存法に対応できた電子取引データの保存が必須となる期限までに、電子帳簿保存法の改正に対応することができました。法改正の都度、アプリケーション側で対応してもらえるので法令遵守のために特別な対応をする必要がなく、安心感があります。
「経理部では、FiBridgeⅡ、DataDeliveryは帳票の見た目が紙と同じで使いやすい点を評価しました」塩田 敬子 氏
3.ペーパーレス化を推進できたこれまで紙ベースで業務をこなしてきた経理部でも、業務効率を落とすことなくペーパーレス化を進めることができました。
4.税務調査時の対応が楽になった昨年、税務調査がありました。紙ベースの帳簿だったときの調査では、調査官から必要な証憑類を提出するように何度も依頼があり、実帳票を事前に倉庫から取り寄せ対応していましたが、今回はDataDeliveryからデータを検索できるためそのような依頼はほとんどなく(税務調査の担当者ご自身が直接検索)、アズワンの担当者が関与することなく終了しました。前回の税務調査時のメンバーは全員異動しており対応に不安があったのですが、問題なく対応することができました。
5.業務の効率化を図れた過去の帳簿を見る必要が生じた場合、従来は倉庫に行って段ボールから該当するファイルを見つけ、ページをめくって探すしかありませんでした。しかし、今はデスクで必要な情報を検索することができ、データで管理することの利便性を実感しています。また、必要なときはアップロードしたファイルをプレビューで閲覧でき、ダウンロードして開く手間もありません。
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